生物学となんとか 〜理系大学生の日常

理系大学生が生物学について綴る日記。レポートを書く人と自分のために。。。

抗体精製・ELISA レポート

今回の実験では、抗体精製とELISA法という実験を二週にわたって行いました。

 

抗体精製は、具体的にはEPOを免疫させたウサギの血清(特定の抗原を免疫させると血清中の、それに対する抗体が全抗体の5-30%になるそうです)からイムノグロブリンを精製するというものです。この際、アフィニティークロマトグラフィーと呼ばれる、抗原抗体反応の特異性を利用した精製法を行いました。1週目ではこのように精製したイムノグロブリンが抗EPO抗体を持っているか確認するため、ドットブロット法というのを行いました。この方法は、膜に抗原(EPO)を結合させ、次に精製したイムノグロブリン、その次に酵素標識した抗EPO抗体に対する抗体、その後、その酵素と反応して発色を示す基質と順に添加することで、抗EPO抗体が存在するところだけが発色するという方法です。これを肉眼で見ると、精製したイムノグロブリン画分にのみ抗EPO抗体が含まれていることがわかりました。

 

2週目は、こうして精製したイムノグロブリンELISA法に用いるのですが、今回の目標はELISA法で未知試料のEPO濃度を求めることです。ELISA法も原理はドットブロット法に似て、初めに精製した抗体、次に未知試料と標準試料(EPO)、その次にまた精製した抗体、さらに酵素標識した抗EPO抗体に対する抗体、発色を示す基質といった順で添加し、今度は発色を吸光度測定することで定量を行います。

添加の手順は実習書の図がわかりやすいですね。

 

このような定量法は実際に臨床でも用いられており、pg(ピコグラム、10^-12 g)/mlオーダーでの検出ができるそうです。しかし、臨床で用いられているということは、その精度にも正確性がなければならないのですが、今回の実験では残念ながら臨床で用いるには不十分な精度となってしまいました。

なかなか難しいですが、改善点はたくさんあると思うので、まだまだ精度はあげられると思います!

 

ところでpgってすごいですよね(笑)

50kgの人が1pgオーダーの計測ができるというのは、ギザのピラミッドが1gオーダーの精秤をするようなもんです(^^; (比較がおかしいですかねw)

人間の力、おそるべし!

 

 

ELISA法ではこのように正確な定量が可能ですが、ドットブロット法では肉眼での比較による定量程度になってしまいます。このような時役に立つのが画像解析です。

例えば、今あなたが読んでいる字はおそらく黒でしょうが、この「黒」というのは完全に主観的な判断ですよね?

世界的にも数%の人が色覚障害を持っていたりする中で、色を客観的に決定するというのは大事なことに思います。

ということで、今回はドットブロット法で色がついた点、つかなかった点の客観的判断をするために、Image Jによる画像解析を行いました!(班員にはオーバーキルだと言われましたが。。。(^^; )

 

 

ではでは、どんな実験か詳しく見てみてください!今回のレポートは、抗体精製とELISAに分かれています。

 

 

最後になりますが(恒例)、レポートなどの盗用犯罪です!同じようなレポートを書く方のために参考文献表をはりますのでそれらを参考にしてみてください!

 

・今回の参考文献

 抗体精製

 ELISA

 

 

 

 

抗体精製↓

ELISA