生物学となんとか 〜理系大学生の日常

理系大学生が生物学について綴る日記。レポートを書く人と自分のために。。。

Real time RT-PCR レポート

細胞培養から連投です!

 

今回の実験では、Real time RT-PCRというのをやりました。

PCRといえば、おなじみ、DNAを増幅させる手法ですね。意外と理系でない方は知らないかもしれませんが、例えばDNA鑑定などをするときも「髪の毛一本で良い」というが、現実的にはその髪の毛一本ぶんのDNAから鑑定するわけではありません。そのように少量のDNAでは解析が困難であるため、PCRで増幅してから行います。

 

PCRでは94度で二本鎖を一本鎖にし、60度で合成の起点となるプライマーの結合、72度で合成を行います。このことと、熱に強いポリメラーゼを使うことは高校生物では頻出であるため、多くの方が知っていると思いますが、「実は合成の72度は、熱に強いポリメラーゼの最適温度であるだけであって、普通のポリメラーゼを使えば40度とかで良い。ではなぜ熱に強いポリメラーゼを使うのか?」と聞くと、大抵の高校生は答えられません。これは合成を行なった後、また一本鎖にする過程に戻って、というサイクルを重ねたいからです。一本鎖にするのは94度でないと行えませんから、したがって普通のポリメラーゼでは失活してしまい、ダメというわけです。

このことから、熱に強いポリメラーゼ(Taqポリメラーゼ)が見つかる前までは、1サイクル毎にポリメラーゼを加える必要がありました。

 

さて、今回のRT-PCRのRTは"reverse transcription(逆転写)"ですね。逆転写とは、RNAからDNAへ情報を移動することで、これは主な生物の通常の流れと逆になっています。このことによって、どの細胞も持っているDNAではなく、実際に発現されているmRNAの情報が解析できるわけです。

 

これらのPCRはあくまで定性的な解析で、定量的な解析は難しいとされてきました。これを解決した方法がリアルタイムPCRです。もちろん他にも方法はありますが。。。

リアルタイムPCRは、増幅の過程をリアルタイムで追うことで、定量的測定を可能にした方法です。PCRはサーマルサイクラー(温度を変えることのできる機械)だけでいいですが、リアルタイムPCRは増幅の過程をおう必要があるため、それに加えて、蛍光光度計を必要とします。具体的な方法はレポートを見てください!

 

 

最後になりますが(恒例)、レポートなどの盗用犯罪です!同じようなレポートを書く方のために参考文献表をはりますのでそれらを参考にしてみてください!

 

・今回の参考文献